介護も障がいも子育ても・7月の取材雑記と記事ランキング

▼障がい福祉や子育て支援団体の関係者に取材する機会が多くありました。障がい児の誤嚥(ごえん)をどう改善すればいいかの悩み、育児相談の相手がいない母親の孤立、アレルギー児を入園学させる苦労―。これまで足を運んだ「医療・介護」の現場では、「認知症予防」「在宅療養」「終末期」などをキーワードにした取り組みが盛ん。分野が異なると課題もまた違います。ただ、「障がい」「子育て」「医療・介護」のそれら異なる分野に...

アレルギーの悩み 「それある!」・仲間で相談し合うアレルギーっ子交流会「もぐのび」

いわき市のアレルギーっ子交流会『もぐのび』は、親子で悩みを共有できる情報交換の場をつくっています。交流会や勉強会、料理教室、試食会などを通して、普段共感してもらえない悩みも仲間同士なら気軽に相談。一苦労な入園・入学の準備もスムーズにできるようにとこのほど、市内の鹿島公民館でイベントを開き、母親は情報交換、児童は自身のアレルギーを説明するための名刺作りを行いました。 ↑入園学に備え情報交換したメンバー...

今秋始動へ 「介護予防ケア会議」を協議・「健康と生きがいづくり部会」

いわき市地域包括ケア推進会議の作業部会「健康と生きがいづくり」部会が25日夕、いわき市文化センターで本年度初めて開かれました。委員は、今秋の本格開始を予定する「介護予防ケアマネジメント支援会議(仮称)」の在り方を協議。「支援会議」は、さまざまな専門職が得意とする分野の助言を行うことで、介護予防に資するケアプラン作成につなげることを目的としています。委員は、示された「支援会議」の案を基に、改善案を出し...

7地区で中地域ケア会議・「内郷・好間・三和」では山間部の生活実態把握へ

超高齢化社会に備え、住民が支え合う地域づくりを議論しているいわき市の「市地域ケア会議」。国の法制化に伴い2年前に設置されたこの会議は、「個別ケア」、「小地域ケア」、「中地域ケア」、全市レベルの「市地域包括ケア推進」の計4会議で構成されます。地区保健福祉センターが主催する「中地域ケア会議」は市内7地区で開催されています。市総合保健福祉センターで24日夜、内郷・好間・三和地区の本年度中地域ケア会議が始ま...

思い思いに詩歌 楽しむ・齋藤さん

医和生会「やがわせデイサービス」に通っていらっしゃる齋藤スイ子さん(84)は、詩歌をつくるのが趣味です。父が病床に伏した時に元気づけようと詩をつづり始め、ひらめいた時に書いています。 ↑詩歌づくりを楽しんでいる齋藤さん● 始まりは父へささげた詩齋藤さんの詩歌歴は約30年。初めて作った詩は、父に一日でも長く生きてほしいと願う愛の詩でした。95歳で亡くなった父が病床に伏した時、齋藤さんはお見舞いに週1回通ってい...

福島県初の「まぁるい抱っこ」講座・8月30日に郡山市

赤ん坊の抱っこの仕方や姿勢の悩みに応える2つの講座が8月30日、福島県郡山市の「ミューカルがくと館」で開かれます。子育ての講演会や講座を全国で開催する正看護師・辻直美さんが講師を務める福島県初の講座で、郡山市の有志が会を立ち上げて主催します。● 抱っこに詳しい辻さんが講師講師の辻さんは、地下鉄サリン事件や東日本大震災、御岳山噴火、熊本地震などの事件災害の現場で活動した豊富な救急救命の経験を持ちます。看...

孤独の家族をつなぎ笑顔に・重症心身障がい児(者)家族会「スマイルリボン」

いわき市で活動している重症心身障がい児(者)と家族の会「スマイル・リボン」。3年前に誕生して以降、メンバーは月1回イベントや勉強会を開催して、悩みを共有しています。「この会に救われた」と話すメンバーもおり、障がい児育児で孤立する家族の安らぎの場となっています。 ↑スマイルリボンの打ち合わせ=2017年7月11日、いわき市の障がい児者支援センター「エリコ」● ママ友同士で立ち上げスマイルリボンは2014年12月にスタ...

訪問薬剤師の活動紹介・「平多職種連携の会」で事例発表

いわき市平地区の医療、介護福祉関係者らが交流する「平在宅療養多職種連携の会(※)」が20日夜、同市の医和生会山内クリニックの会議室で開かれました。患者宅へ訪問活動する薬剤師の活動と、先週メンバーが公演した在宅療養劇「家に帰りたい」の報告がありました。病院などと連携して薬の服用回数を減らした事例が発表されました。※「平在宅療養多職種連携の会」とは? 2017年3月17日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-141....

日野原重明さんとの思い出回顧・山内院長が追悼

長年にわたり医療の発展に貢献し、18日に105歳で亡くなられた聖路加国際病院名誉院長・日野原重明さんの訃報を受け、医和生会山内クリニックの山内俊明院長は思い出を回想し、追悼しています。人気絶頂の中、開業10周年記念講演で登壇してくださった日野原さんには、記念すべき節目を華々しくお祝いしてくださりました。多忙さ、並外れた体力、記憶力などにまつわる日野原さんとの思い出を、山内院長が振り返ります。↑山内クリニッ...

薬局が農業!? 社会貢献も・タローファーマシー

いわき市の薬局「タローファーマシー」は、同市草野地区で本格的な水耕栽培に取り組んでいます。収穫祭には介護施設のご利用者様も参加。腎機能が悪い患者でも食べられる低カリウムの野菜栽培にもこれから挑みます。将来的には障がい者の就労の場としても検討するなど、薬局による「農業」と「福祉」を連携させた活動が展開されています。● 3つのビニールハウス農業好きの長谷川祐一社長の意向で、かつてトマト栽培に取り組んで...

「フレイル」防止へ 元気に体操・「つどいの場 大利」

お年寄りの介護予防と交流の場「つどいの場 大利」がこのほど、いわき市好間地区の大利公民館で開かれ、医和生会通所リハビリテーションの理学療法士・菅波成年科長代理が介護予防体操を指導しました。参加者は、終了後も体操指導のリクエストをするなど、楽しく元気に体を動かしていました。● 毎月2回、体操や講話この「つどいの場」は、市社会福祉協議会が市から受託し運営。2011(平成23)年の夏に始まりました。ことしは地区住...

「在宅療養」 演じ伝える・たっしゃか草野で旗揚げ公演

いわき市草野地区のお年寄りの集いの場「たっしゃか草野」が13日、草野地区公民館で開かれました。平地区の医療や介護福祉の専門職有志が、病院から在宅療養へ移る患者の支援を描いた劇「家で暮らしたい」を旗揚げ公演。医師や薬剤師、介護支援専門員(ケアマネジャー)らが本職の役で出演し、患者と家族とのやり取りを実際のように再現。イメージしにくい「在宅療養」の現場を、住民に実演し伝えました。● お年寄りの孤立化防止へ...

「食べる側」の気持ちに・食介護研究会で「介護食」試食

「食」をテーマに介護を考える「いわき食介護研究会」が12日夜、いわき市のかしま病院で開かれました。上手に飲み込めない「嚥下(えんげ)障害」をテーマにした講演や、刻み食の試食、とろみをつけた飲み物の試飲がありました。参加者は「介護する側」の目線でなく「される側」の気持ちを感じ、介護力の向上に生かしました。● 「研究会」今年再スタート「食べる側の目線に立った介護」を考えようと、「いわき食介護研究会」は1997(...

笑顔のフラにうっとり・磐城一高フラガール、ボランティア訪問

いわき市の磐城一高のフラガールチーム「一高 Pualani(プアラニ)」がこのほど、同市の地域密着型特別養護老人ホーム「サンシャインよしま」を訪れ、ご利用者様にフラダンスを披露しました。● 創部3年目、ことしも「フラガールズ甲子園」にチーム名の「プアラニ」は、ハワイ語で「美しい花」を意味します。創部3年目。いわき市で毎年開催される全国高校生フラダンス大会「フラガールズ甲子園」にことしも出場します。● 多彩な曲...

育児相談、情報収集のチャンス・16日に「いわきネウボラ」イベント

出産や子育てのワークショップや講演が楽しめる「いわきネウボラ キックオフイベント」が16日午後1時から、いわき市総合保健福祉センターで開かれます。「にっぽんネウボラネットワーク研究所」の棒田明子副代表の記念講演のほか、市内の子育て支援団体などによる多彩な「親子ワークショップ」が楽しめます。子育てに関する悩み相談できるコーナーも設置され、子育て専門のコンシェルジュがアドバイスします。これまで、当ブログ...

在宅医療推進へ「市民への啓発」課題・いわき市「多職種研修会」で情報共有

いわき市の「在宅医療」推進のため、いわきの医療・介護福祉の最前線で働く専門職は課題をどう認識しているか―。医師や歯科医、薬剤師、看護師、介護支援専門員(ケアマネジャー)ら56人がこのほど、いわき市の中央台公民館に集まり、講座やグループワークを通して情報共有しました。「在宅医療を推進する上での課題」をテーマにしたディスカッションで、意見の多さで見ると6グループ中半分が「市民への啓発・教育」を鍵とした課題...

悩まないで 障がい児の摂食障害・スマイルリボンの講座

障がい児の嚥下(えんげ)や摂食をテーマにした「言語療法(ST)講座」がこのほど、いわき市の障がい児者支援センター「エリコ」で開かれました。 食感の刺激を不快に感じて食を拒む「過敏」、筋緊張の異常により舌が口外に出る「舌の突出」、丸のみなどしてしまう子どもに、上手に食べさせるにはどうすればいいか―。家族らは、適切な介助方法に理解を深めました。● 摂食嚥下障害、主に運動障害に起因いわき市内の障がい児(者)と家族...

民生委員に地域活動紹介・医和生会、「地域連携」の大切さ訴え

医和生会の職員が7日、いわき市生涯学習プラザで、平第一方部の民生委員に「地域連携」の取り組みを紹介しました。民生委員は「悩む住民の発見」の重要性をあらためて確認し、医療、福祉の現場との連携に理解を深めました。● 「地域包括ケア」で重要な役割担う民生委員同方部民生委員会での講話。民生委員7人が出席し、医和生会地域連携室の中野美奈科長(居宅介護支援事業所)が講話しました。前半は「地域包括ケアシステム」につ...

短冊に願い 七夕交流・オレンジカフェ、初参加者も

七夕の7日、地域住民がいわき市平地区のスカイストアで、短冊に願い事を書いて笹の木に飾り付けを楽しみました。認知症や介護を相談する交流の場「オレンジカフェ以和貴」でのイベントで、初めての来場者も見られました。● 市直轄運営の「カフェ」「オレンジカフェ以和貴」は市地域包括ケア推進課が主催。スカイストアでの「カフェ」は毎月第1金曜日に開催され、市内に7カフェあるうちの1つです。ここは市が直轄で運営し、看護...

「生きる!」 歌でメッセージ・岩船ひろきさんライブ

東京やいわきなどを中心に活動しているシンガーソングライター・岩船ひろきさん(28)がこのほど、いわき市のレストラン吉福でライブを開催し、来場者に「生きるぞ」という熱いメッセージを歌で届けました。岩船さんは、メジャー歌手のスガシカオさんも認める実力者。福祉職に携わる両親や大学時代の授業を通して福祉について考えるようになり「歌詞にも大きく影響を受けている」といいます。脳内出血で記憶を無くした父を題材に相手...

来場者ゼロの苦節1年超、定着へ大きな一歩・「若者の会」の介護相談カフェ

認知症や介護の悩み相談に乗ろうと毎月第1土曜日、いわき市平地区のレストラン吉福でカフェを開催するボランティア団体「高齢者を支援する若者の会」。誕生した2015年10月から今年2月まで来場者ゼロという“氷河期”を経て、その後は主に医療介護施設の見学者が毎月1~2人が訪れるようになりました。今月1日のカフェでは、チラシを見た住民が、近所で老々介護に悩む女性を連れ出して来場。悩みを吐き出した女性は「また来たい」とす...

「なんとかなる」~一人、在宅療養~㊦・難病抱えるTさんにインタビュー

熊本市で闘病しながら一人で在宅療養しているTさん(50)。インタビュー企画最終回は、熊本市での医療介護サービスや熊本地震などを語ってくださりました。「失敗を恐れず、前に。どうにかなる」。同じように難病や障がいと闘う方々へ、そのエールもいただきました。↑Tさんが乗る、酸素ボンベを積んだピンク色の車いす―どのように一人暮らしを始めましたか?最初は、安心住宅というお年寄りや障がい者が暮らすマンションで生活しまし...

「なんとかなる」~一人、在宅療養~㊤・難病抱えるTさんにインタビュー

当法人医和生(いわき)会のある福島県いわき市から西に約1000キロ離れた熊本市で、当ブログとフェイスブックページをご覧になっているTさん(50)。当法人とは縁もゆかりもございません。Tさんのフェイスブックページをのぞかせていただくと、難病や障がいと闘いながら一人で在宅生活を送っていらっしゃる様子。「一体どう在宅生活を送っているのか」「在宅療養を望むも不安を抱く人に勇気を与えるのでは―」。ご無礼なお願いを承知で...