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31. お陰さまで開業24年・山内クリニック

いわき市で在宅医療を先駆けて取り組んできた医和生会山内クリニックが12日、開業24年を迎えました。「患者様が自分の生活の場で安心して療養を継続してほしい」とスタート。その思いは今も変わらず、山内俊明理事長は「急速な高齢化に伴い、地域でお互いを支え合わなければならない時代がきている。地域の和をつくり、お互い支え合える環境をつくりたい」と、今後の目標を話しています。

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↑2012年4月7日の山内クリニック周辺の空撮

● 24年の歩み
山内クリニックは1993(平成5)年4月12日に開業。きっかけは、当時医師15年目だった山内理事長が見たNHKのドキュメンタリー番組でした。ともに要介護状態になった老夫婦が終末期を一緒に過ごせずに死別した悲劇に強く心を動かされ、介護保険もなかった当時にいわき市では珍しかった在宅療養を始めようと挑戦を決意。開業資金は潤沢ではない中、内科・循環器科・訪問診療の看板を掲げ、スタッフ5人で始まりました。2年後に医療法人医和生会に組織を変え、現在では在宅療養を支援する11の医療・福祉施設を運営、スタッフ数は約160人になりました。

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↑「和」の大切さを説く山内理事長

● 「無我夢中」だった開業当初
「開業したころは無我夢中だった」と山内理事長。一人で日中は外来診療、夜は訪問診療し、多い時に月10件の看取りも行うなど、当初は多忙の生活を長く続けてきました。「訪問診療は自分の望むことだから苦ではなかったが、外来も行っていたため両立は大変だった」と振り返り、多くの方に支えられてきたことに感謝しております。さらに、訪問診療を通じ、家族の介護力の重要性に気付くといいます。例えば、自宅で死を迎えようと家族が介護しても、患者の苦しむ姿を見て慌てて救急車を呼ぶ現状もあるといい「家族の介護力不足をサポートしたい」という想いは強く、訪問看護や介護サービスも続けていきたいと思っています。

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↑開業24年を迎えた2017年4月12日の山内クリニック

● 地域連携へ、「和」を生む
地域の課題では、介護する人材不足を挙げます。さらに団塊の世代が75歳を超える「2025年問題」が迫り、お互いを助け合う地域包括ケアシステムの構築が急務だと考えます。「民間と行政が一体となって和を生み、隣近所がお互いを支え合える環境をつくらなければならない」と、今後の課題を話します。「医和生会の名前は『医療をもって和を生む』。民間や行政が一体となって地域連携を進め、近所住民らがお互いを支え合える環境をつくりたい」。「患者様が自分の生活の場で安心して療養を継続してほしい」という初心をかなえるため、地域との和を広げる取り組みに力を入れ、今後も地域医療・介護・福祉の発展に貢献したいと考えています。

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