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165. 「こみゅーん・うぃず・助産師」・出産育児の専門職が母親支援

いわき市平地区のNPO法人「Commune with(こみゅーん・うぃず) 助産師」は、出産育児の専門職である助産師が母親を支援しています。産後入院やマタニティ教室、健康相談、宿泊ケアなどのほか、交流活動や訪問相談、インターネットを通した支援にも力を入れ、4本柱で多種多様な活動を展開。今月上旬のサロンでは、母親同士が育児の悩みを共有し、助産師が寄り添ってアドバイスしました。

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↑母親同士が育児の悩みを共有したサロン=2017年10月5日

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↑サロンでは体操も

● 出産や育児を支援 国家資格の専門職
助産師は、助産師と看護師の両方の国家試験に合格した専門職で、出産を助け、妊産婦や新生児に保健指導などを行います。その助産師がいるのが助産所。その特徴は、医療機器のない生活の場で出産ができ、妊娠直後から出産、育児まで一貫して同じ助産師に相談することができます。市内には現在、出産できる助産所はないといいます。

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↑ミニ講話で育児アドバイスする助産師

● 安心して出産育児ができる地域をつくろう
「こみゅーん」は2006年9月に任意団体として誕生。助産所で出産経験もあり自身も助産師の草野祐香利理事長は当時、周りの母親から「相談者がいない」といった声を多く聞きました。安心して出産育児ができる地域をつくり、子育ての孤立から救おうと市内の助産師3人とともに発足。2009年にNPO法人化しました。現在は、助産師11人、栄養士1人、子育て支援スタッフ3人、ボランティア20人が活動しています。

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↑母親の悩みに答える助産師

● 4つの活動
「こみゅーん」の活動は大きく4つに分かれます。マタニティ教室、妊婦健診、産後デイケア、サロンなど助産師が携わる10活動を展開する「こみゅーん助産院」、交流を目的にハンドメイド教室や子育て講座カフェを開く「こみゅーんクラブ」、子育て経験のある研修修了者がボランティアで家庭訪問する「ホームスタートこみゅーん」、いわきの子育てサポーターを検索できるサイト「いわさぽ」があります。さらに「こみゅーん助産院」では、出産はできませんが、産後入院は可能で、和室2部屋、最大4床が整備されています。「助産院」と「クラブ」の年間利用者数は合わせてのべ2200人。

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● サロンで母親交流 悩み解消も
「こみゅーん助産院」の活動の一つ「助産師のいるサロン」は毎月1回ほど、いわき市平地区の安濃胃腸科内科医院で開催されています。5日のサロンでは、助産師2人と乳児連れの母親11人が参加。「うちの子プチ自慢」を交えた自己紹介では、母親は「手放しで二歩歩けるようになった」「アンパンマンのラッパを吹けるようになった」など子どもの発達具合を共有。「昨日寝返りができました」という母親に、助産師は「『ゴロン』とした時に焦りませんでしたか?」と尋ね、心理的なケアも忘れません。ミニ講話では、気温の変化が顕著な秋ならではの「体温調節」をテーマに助産師がアドバイス。「生後8カ月ごろから体温調節ができます」と教えると、母親から「えー」と驚きの声が上がります。乳児の体温をチェックするコツや、レッグウォーマーなどの体温管理に役立つ衣類の紹介も。「パジャマの下に肌着は着せた方がいい?」「嫌いな食べ物でも無理にでも食べさせた方がいい?」といった素朴な母親の悩みに、助産師が丁寧に回答。母親の健康づくりのため、子どもを抱っこしての体操もありました。

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↑「こみゅーん・うぃず・助産師」の草野理事長=2017年10月11日

● 「将来は助産所のようなお産のサポートがしたい」
「こみゅーん」のさらなる発展へ課題は山積みです。産後入院では母子だけしか受け入れられない施設的な問題や、子どもが入院中の母・里親は利用補助の対象外になる制度的な壁など。草野理事長は、地域で母親をサポートするために、病院や住民とのネットワークづくりの重要性も指摘します。活動の幅が広い「こみゅーん」。草野理事長は「女性がホッとできる健康づくりの空間も生み出したい」とも。「将来は医療機関と連携でき病医院内で助産ができるといいな」という目標も語っていました。

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↑こみゅーん助産院内の産後入院部屋=2017年10月11日

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↑こみゅーん助産院=2017年10月11日

【Commune with 助産師】
住所:福島県いわき市平谷川瀬字仲山町20-1
電話:0246-23-3303
メール:cw-jyosanshi@dream.ocn.ne.jp
ホームページ:http://cw-jyosanshi.com/

【いわきの子ども・子育てサポーター検索サイト「いわさぽ」】
サイト:http://iwasapo.jp/

【育児・保育関連記事】
http://ymciwakikai.jp/blog-category-24.html

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