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172. 超高齢化社会 ボランティアなぜ必要?・これまでの記事を振り返る

これまでに数多くのボランティア活動を取材させていただきました。当法人と社会福祉法人いわきの里に訪問してくださった方々はご利用者様を盛り上げてくださり、ボランティア活動を生きがいとするような想いも見せます。地域で活動する方々の中には、成果が出なくても1年以上認知症カフェを開き続け、徐々に来場者の姿が現れ始めた団体も。超高齢化社会が迫り、なぜボランティア活動が必要なのか。ボランティア活動がお年寄りたち地域住民に与えている影響を、これまでの取材を踏まえて振り返ってみます。

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↑ご利用者様にフラダンスを披露するボランティア訪問した好間高フラガールズ=2017年6月10日、医和生会「まごころデイサービス」

● 「2025年問題」
当ブログで紹介しましたいわき明星大看護学部の小林紀明教授のインタビュー記事(※1)の通り、団塊の世代が75歳以上となる2025年、医療費、社会保障費が急増することが予測されています。患者の入院日数を減らして短期間で退院させる状況にある中、生活と医療の場が、病院から自宅など住み慣れた地域に移っています。そこで地域でお年寄りの生活をサポートするため、「地域包括ケアシステム」の構築が必要とされています。

(※1)
「『地域連携』小林教授に聞く!㊥」2017年6月14日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-207.html

● 介護予防、生きがいづくり、社会貢献
ボランティア活動も住民が支え合う地域をつくるために欠かせません。積極的なボランティア活動は、介護予防や生きがいづくり、社会貢献につながります。今年に入り、当法人や当法人グループにボランティア訪問に来て下さった11個人・団体を取材しました。施設を回り夫婦でお年寄りにハーモニカを演奏する85歳男性は「車が運転できなくなるまで続けたい」と元気(※2)。主に60代メンバーが活躍する「虹色コーラス友の会」は、施設で合唱やスコップ三味線などを披露(※3)。設立当初は「練習するなら披露したい」と名刺持参で福祉施設を回ってその舞台を求め、2015年には県と市の両社会福祉協議会から表彰を受けました。このほか、園児や高校生たちがお遊戯や、フラダンス、じゃんがらなどを通して交流。笑って歌ったり、園児の手を握ったり、踊り出したり、普段の施設内と異なる雰囲気にお年寄りが刺激を受けられるのもボランティアの力です(※4)。

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↑夫婦でハーモニカを披露するボランティア=2017年4月28日、いわきの里「サンシャインよしま」

※2
「夫婦仲良くハーモニカボランティア」 2017年5月9日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-179.html

※3
「“下積み”経て表彰も・虹色コーラス友の会」 2017年5月24日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-191.html

※4
「園児訪問し交流」 2017年6月6日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-199.html

「好間高フラガールズ訪問」 2017年6月8日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-201.html

「磐城一高フラガールズ訪問」 2017年7月13日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-234.html

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↑園児と交流=2017年6月2日、医和生会小規模多機能型「さらい」

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↑平商業高生のじゃんがら=2017年8月9日、医和生会小規模多機能型「すばる」

● 活動促進に市も力
ボランティア活動を促進させようと市は力を入れています。市地域包括ケア推進課は2016年7月、「いきいきシニアボランティアポイントカード」をスタートさせました(※5)。65歳以上のいわき市民を対象に、施設などでボランティアを行うとポイントがもらえ、いわきのゆかりの商品と交換できる仕組みです。さらに小林教授によりますと、介護施設でボランティアをすることは、いずれ自分も利用するかもしれない施設の情報収集や人脈づくりができるとそのメリットを挙げます(※6)。

※5
「いきいきシニアボランティアポイントカード」 2017年6月7日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-200.html

※6
「『地域連携』小林教授に聞く!㊦」 2017年6月15日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-210.html

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↑いきいきシニアボランティアポイントカード

● 多彩なボランティア
ボランティアは施設訪問だけではございません。「いわき傾聴ボランティア『みみ』」は、福祉施設や個人宅を訪問して地域住民の悩みに耳を傾けます(※7)。介護支援専門員(ケアマネジャー)を通して依頼を受けたこともあったそうです。ボランティア団体「高齢者を支援する若者の会」は毎月1回、平地区で定期的に認知症カフェを開催してお年寄りをサポート(※8)。来場者ゼロが1年以上続いても継続し、来場者が徐々に姿を見せるようになっています。訪問ヨガ教室を主宰する女性は、お年寄りや障がい児にも指導しています(※9)。体力のないお年寄りでも楽しんで汗をかけて好評といいます。介護・福祉の負のイメージを変えようと多彩なイベントを企画する「フクシノワ」は、懐かしい昭和の曲を会場に流して「友だちの家スタイル」で福祉を気軽に語る交流会を開きました(※10)。

※7
「いわき傾聴ボランティアみみ」 2017年5月15日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-184.html

※8
「高齢者を支援する若者の会」 2017年7月5日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-226.html

※9
「訪問ヨガ教室を主宰する藁谷さん」 2017年6月24日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-217.html

※10
「フクシノワ」 2017年6月3日投稿:http://ymciwakikai.jp/blog-entry-198.html

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↑悩みに耳を傾ける「傾聴ボランティアみみ」のメンバー=2017年5月12日、スカイストア

● する側もされる側もプラス
地域でのボランティア活動が活発になれば、する側は介護予防や生きがいにつながり、される側は元気をいただけたり、悩みに応えてもらうこともできます。こういった社会貢献は超高齢化社会を乗り切るためだけでなく、自分自身にもプラスに。今後も地域で活躍するボランティアを市民に少しでも紹介する手助けができれば幸いと思っています。

【ボランティア関連記事】
http://ymciwakikai.jp/blog-category-22.html

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